PR
Lesson

画像編集について 基礎知識編

最初の記事から読む 最後の記事を読む
この記事は最終更新日から8か月経過しています。内容が古い可能性があります。

画像の種類について

画像というと、皆さん何を思い浮かべますか?

写真、イラスト、ロゴマーク……利用シーンは様々です。

パソコンやスマートフォンで扱われる画像ファイルはラスター画像とベクター画像という二つのグループに分かれます。

ラスター画像(別名:ビットマップ画像)……JPEG,PNG,GIF,TIFF,BMPなど

Adobe Photoshop,Affinity Photo,CLIP STUDIO,GIMP,Kritaなどでは一部機能を除き、こちらの形式の画像を扱います。

写真、複雑な形や色を扱うイラスト、スクリーンショートなど様々なシーンで活用されます。一般的に「画像」と言われてイメージするのはこちらのほう。ざっくり説明すると、画像を小さな粒々(ピクセル)の集まりとして扱います。拡大するとピクセルが一つ一つ見えるのが特徴です。画質の良し悪しは「解像度」で表現されます。解像度が高いほど画質は良くなりますが、高ければ高いほどファイル自体のサイズが大きくなります。ディスプレイ表示用・印刷用とそれぞれ適した解像度があり、適切に使い分けることが大切です。

ベクター画像(別名:ベクトル画像)……SVG,AIなど

Adobe Illustrator,Affinity Designer,Inkscapeなどで扱う画像です。

ロゴマーク、図面、着色前のイラストの線画など、「線」と「塗り」で表現できる画像です。画像を点(アンカーポイント)の座標や線や面の方程式として扱います。

拡大してもピクセルが見えず、なめらかに表示されるのが特徴です。表現する図形が単純であればあるほど、ファイルサイズが小さくなります。

印刷物向けに使われることが多かったのですが、近年の高解像度スマホや高精細ディスプレイ(Retinaなど)の普及でWeb向けへの需要が急増しました。

これだけ聞くと、「じゃあみんなベクター画像にすればいいのでは?」と思われるかもしれませんが、画像を図形の集まりとして表現する特質上、写真や複雑なイラストなどには不向きです。

 

ラスター画像とベクター画像は対応するソフトウェアを利用すれば相互に変換することも可能であるため、ぱっと見単純なイラストのラスター画像や、ぱっと見複雑に見えるベクター画像も存在します。最終的にどこで見分けるかというと拡張子で見分けましょう。

「拡張子って何?」という方はこちらをご覧ください。

 

拡張子が表示されていない場合は、表示する設定に変更しておきましょう。

それでは次回からはGIMPについて解説していきます。

タイトルとURLをコピーしました